銀行融資で社長の個人保証は外せるのか?
金融庁・中小企業庁・日本商工会議所・全国銀行協会が連携して、社長の個人保証を必要としない融資を実現するための基準として経営者保証ガイドラインというものが策定されています。
社長が個人保証を行っている企業は、中小零細企業ではほとんどだと思いますが、結論からいえば社長の個人保証を外すことは可能です。
ですが、社長の個人保証を外すためには企業にお金を融資している金融機関との交渉が不可欠ですので経営者保証ガイドラインに沿った対応がしっかりと出来ている企業であることを証明して金融機関と交渉するようにしましょう。
金融機関が社長の個人保証を外すためには、会社の財務状況が強固であることを示して金融機関に個人保証を外したとしても、融資した資金の返済に問題がないと納得させなければいけないわけです。
経営者保証ガイドラインでは、会社と社長の関係の明確な分離・会社の財務基盤を強化すること・財務状況の明確な把握および経営の透明性確保の3つを求めていますので、求められている内容を満たせるように行動しましょう。